2023年楽曲10選
対象範囲:2022年12月~2023年11月リリースの楽曲
- その春、日記の続きから / キャル (CV: 立花理香)
- チェリーなシークレット / 星川サラ
- TRAVEL RIBBON / るか・りえ・みき
- 消えないメランコリー / 夏川椎菜
- むじゃきなきもち / 長瀬有花
- 星座になれたら / 結束バンド
- Love is a potion / harmoe
- TAILWIND / マチカネタンホイザ (CV.遠野ひかる)
- Fleeting Time / 鬼頭明里
- 天体図 / サンドリオン
その春、日記の続きから / キャル (CV: 立花理香)
作詞・作曲・編曲:瀬名航
イントロからとんでもない"泣かせ力"を感じて、ここで一気に引き込まれます。リズムはとても軽やかですがそこに泣きメロが乗っかることで「悲しいこともあるけれど、それでも前を向いて歩いて行こう」的な雰囲気が感じられてとても感情が揺さぶられます。フェードアウトで終わるのも、この楽曲で受けた切ない感情が楽曲を聞き終えたあとも尾を引いて残る感じがあってとても好きです。
チェリーなシークレット / 星川サラ
作詞:やぎぬまかな
作曲・編曲:宮野弦士
バキバキにおしゃれなサウンドに萌え萌えな歌声が乗っている曲が本当に好きで……。
星川サラさんの声がかなり中毒性が高くて、一度聞いたら忘れられなくなってしまいました。サビ?のフレーズ頭で「どんどん」「ぜんぜん」「だんだん」のような言葉が繰り返される部分も聞いていて心地良いです。
曲構成がよくあるA→B→C(サビ)という形ではなく、A→B→C→Dという感じでサビに当たる部分がC、Dの2段構えになっており、どんどん展開していく感じが聞いていて全然飽きないです。この曲のような”サビ2段構え構成”の楽曲は最近聞く機会が増えているように感じ、これからのトレンドになっていくのかな~とか思っています。
TRAVEL RIBBON / るか・りえ・みき
作詞:辻 純更
作曲・編曲:瀬尾祥太郎(MONACA)
前向きで明るいサウンドがとにかく最高な楽曲。このサウンドのワクワク感は瀬尾さん、というかMONACA特有なものだな~と思っています。
「ソドレミファミ」(移動ド)のフレーズが何度か出てくるのですが、ここがとても印象的で、「SHINING LINE*」を想起させます。こういった文脈めいたものを感じ取ってしまうと、「きちんとコンテンツを接種しなければ…!」の気持ちになりますね。(映画未視聴で大変申し訳ございいません…)また、これと対応するように「ソドレミファソ」というメロも繰り返し使われており、駆け上がるフレーズによってどこまでも前へ進んでいく気持ちにさせられます。
コンテンツに深く触れていなくても一聴して「あ、これは半端な気持ちで聞いてはいけない曲だ」となる楽曲に偶に巡り会うことがあるのですが、この楽曲はそれを感じさせるものがありました。
消えないメランコリー / 夏川椎菜
作詞・作曲:やぎぬまかな
編曲:めんま
シンプルにめちゃめちゃかっこいい!ライブで聞けるの楽しみだな~~~~~
むじゃきなきもち / 長瀬有花
作詞:ねこみ(cat nap)
作曲:ねこむら(cat nap)
編曲:原田夏樹
色々とへんてこな音が詰め込まれた音楽に長瀬有花さんのなんとも言えないむにょっとした感じの歌声が絶妙にマッチしており、唯一無二なサウンドを奏でています。かわいくて遊び心に溢れた感じがなんとも言えずクセになる楽曲です。「あれと これが ドッキングして yummy」の部分が本当に好き。
長瀬有花さんはX(Twitter)のフォロワーさん経由で知ったのですが、最近とても活動の勢いを増しているように感じていて、来年あたりはもっと爆発的にブレイクしたりするんじゃないかと期待しています。ライブも見に行きたいな。
星座になれたら / 結束バンド
作詞:樋口愛
作曲:内藤英雅
編曲:三井律郎
昨年大ヒットした「ぼっち・ざ・ろっく!」の楽曲。発売はギリギリ2022年ですがレギュレーション的に今回入れました。
普段あまり歌詞を意識して楽曲を聞くことがないのですが、この曲はすごく耳に残りますね。「つないだ線 解かないで 僕がどんなに眩しくても」という歌詞なんて、オタクがついついあれこれ考察を立ててしまうキラーフレーズだと思います。
冒頭のギターリフなんかも絶対「これ弾いてみたい!」ってなるし、本当にオタク心をくすぐる楽曲だなと感じます。
Love is a potion / harmoe
作詞:山本メーコ(Hifumi,inc.)
作曲・編曲:佐高陵平(Hifumi,inc.)
とにかく鳴っている音が全部気持ちいい!ぜひ爆音で聞きたい一曲です。harmoeは二人の歌声のハーモニーをかなり重視しているのかなと思うのですが、この楽曲はその声の楽曲へのハマり方がめちゃくちゃ絶妙だなと感じます。伴奏とボーカルという感じというよりは、声が周りの音と完全に”馴染んでいる”という感じで、このサウンド感はharmoeの大きな特徴だと思いますし、それを作り上げている佐高陵平さんも本当にいい曲を作るな~~って感じです。
TAILWIND / マチカネタンホイザ (CV.遠野ひかる)
作詞:Ereca、Teje (MUSIC FOR MUSIC)
作曲・編曲:Soma Genda (MUSIC FOR MUSIC)、Teje (MUSIC FOR MUSIC)
萌え萌えミュージックオブザイヤー受賞作。ただ萌え萌えなだけでなく、”内に秘める闘志”みたいなものも感じられる、非常に奥行きの深い楽曲だと感じます。それは歌詞の力強さもありますが、「Goin'on & on 」の部分の萌え低音だったり、ゆるラップからの「So let me run!」の部分の発音がやけにかっこよかったりなど色々な表情を見せてくれるからだと感じます。「えい、えい、むん!」は何回聞いても”うれしさ”がありますね。
Fleeting Time / 鬼頭明里
作詞:内田ましろ
作曲・編曲:田辺望
2023年最も良いホーンの音。温かみのあるサウンドでゆったりと落ち着いた気持ちになれます。この曲みたいな感じのミドルテンポでハネたリズムでホーンがいい感じに鳴っているおしゃれポップな女性声優楽曲が世界で一番好きです。
天体図 / サンドリオン
作詞:やぎぬまかな
作曲:やぎぬまかな、パソコン音楽クラブ、phritz
編曲:パソコン音楽クラブ、phritz
「星」や「宇宙」がモチーフの楽曲に惹かれてしまう体質なのですが、この楽曲はその中でも特に上質ですね。コーラスのハモり方が宇宙的(?)でとても好きですし、2番に入って音数がグッと減る部分も情感を揺さぶります。同じメロでもアレンジがどんどん変化するのでフルで聞いたときの満足度がとても高いです。この楽曲も”サビ2段構え構成”になっており、ここも聞いていて楽しいポイントだと思います。