2021年楽曲10選

レギュレーション

・2021年1月~11月にフル音源が一般流通された楽曲

今回は12月に発売の楽曲は対象外としました。次回もやるとしたら2021年12月~2022年11月までを対象にしようかなと思っています。

 

Congrats! / わーすた

作詞:園田健太郎
作曲・編曲:岸田勇気

わーすた 7th シングル『春花火』より。

とにかくリズムが気持ちいいです。イントロの時点で大好きだとわかってしまう曲。この曲の”気持ちよさ”の中でも、歌詞のリズム乗りの良さとヴォーカルのグルーヴ感が特に素晴らしいと感じます。歌唱力の高さが遺憾なく発揮された楽曲なのではないでしょうか。YoutubeにはLiveバージョンが公開されていますが生歌もめちゃめちゃうまいです。

どんなシチュエーションでの"Congrats!"なのかというのは色々と解釈の余地があるかと思うのですが、個人的にはなんとなく卒業式などのような「別れ」「旅立ち」の場面が浮かぶように感じました。寂しい気持ちもあるが、その気持ちは押しとどめて今はとにかく「おめでとう!」と言おう、みたいな感情の流れを感じて、つい心を動かされてしまう一曲です。

 

シアワセリクエスト / 東山奈央

作詞:矢吹香那
作曲:前口ワタル、矢吹香那
編曲:前口ワタル

東山奈央 5th シングル『冷めない魔法』より。

アコースティック楽器の響きがやさしく、心穏やかになれる楽曲です。一番のお気に入りポイントはサビで入ってくる男声のオクターブユニゾン。”サビ”というと楽曲の一番盛り上がるポイントですが、この楽曲においてはこのオクターブユニゾンの効果でより力が抜けてリラックスできるパートになっているように感じます。ちょっと心を落ち着かせて一息つきたいときにピッタリの曲だと思います。

 

今夜、ロマンチック劇場で / リルネード

作詞:nobara kaede
作曲・編曲:浅野尚志

リルネード 3rd シングル『夏のレコードがまわりだす』より。

リルネードさんはいかにもアイドルらしいキュートな歌詞をおしゃれな音楽にのせて歌う、というとても私好みの楽曲を数多く発表されていて、毎回リリースが楽しみなグループです。その中でも特に好みだったのがこの楽曲。決して音数が多いわけではないのですが、その分一つ一つの楽器の音が際立っていて、そのどれもがグルーヴィーで聞いていて本当に気持ちいいです。ベースの音がデカイのも良いですね。まだ行ったことはないのですが現場で聞いたらめちゃくちゃ気持ちよくなれそうです。もし生バンド付きでライブをやるようなことがあれば絶対に参加したいです。

 

プチプラEveryday / 杏・紗良 from STARRY PLANET☆

作詞・作曲・編曲:松浦雄太

TV番組「アイカツプラネット! 」挿入歌。

杏・紗良Verと栞・紗良Verがあるようなのですが、歌声がキュートよりのこちらのバージョンが個人的には好みです。楽曲自体がとにかくかわいくておしゃれ。聞いていると「自分の周りがかわいいものでいっぱいにに囲まれていて幸せ」みたいな感覚になれてしまうんですよね。「自分がかわいい女の子に変身した」みたいな感覚とも言えるかもしれません。2021年のベストアキシブ系楽曲。

 

コバルトの鼓動 / 諏訪ななか

作詞・作曲・編曲:OSTER project

諏訪ななか 1stシングル 『コバルトの鼓動』より。TVアニメ「バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!」OPテーマ

ジェットコースターみたいな楽曲だなと思います。聞いたときに思わず「なんじゃこりゃ!」となってしまうような驚きがあります。メロもコードもどこへ行ってしまうのか全然予想がつけられなくて、どこをとっても刺激的。何度聞いても飽きません。

 

Life is サイダー / アネモネリア

作詞:宮嶋淳子
作曲:秋葉広大
編曲:小松一也

TVアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」EDテーマ。

音色の透明感が本当に気持ちいいです。音楽でここまで「サイダー」を表現できるのすごい……。TVアニメ本編がかなり重たい内容だったのですがその雰囲気をスカッと晴らしてくれました。嫌なこと、落ち込むことがあったときにも、そんな気持ちは一旦忘れて気楽にさせてくれるような楽曲だと思います。

 

私たちはもう舞台の上 / スタァライト九九組

作詞:中村彼方
前奏作曲:本多友紀(Arte Refact)
作曲・編曲:佐藤純一(fhána)

「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」 主題歌。

グランドフィナーレ感が本当にすごくて、この曲を聞いただけで素晴らしい映画を一本見たあとの満足感が味わえます。この曲が流れるというだけで劇場版の成功は約束されているのでは?と感じてしまいます。本当に楽曲の素晴らしさだけで「絶対映画見に行きたい!」と思わされてしまったのですが、諸々あって恥ずかしながら結局まだ見られていません……。BDも発売されたようなので必ず見させていただきます。

 

真心に奏 / 土岐隼一

作詞:RUCCA
作曲:森本練
編曲:ミト(クラムボン)

土岐隼一 2nd シングル『真心に奏』より。TVアニメ「大正オトメ御伽話」EDテーマ。

基本的に女性ボーカルの楽曲ばかり聞いているのですが、この曲は好きすぎて例外的にめちゃめちゃ聞いていました。癖のない真っ直ぐな歌声で聞きやすいというところがあるかもしれません。とにかく聞いているときの多幸感が素晴らしいです。

ストリングスがかなり印象的に感じられる楽曲で、その音色が「平凡だけど素晴らしい日常」のようなものを演出しているように感じます。あとベースが動きまくるのが最高ですね。グルーヴ感がたまらないです。

 

いってきます / 春野瑞希(CV:星谷 美緒)

作詞・作曲:Akki

次世代ガールズバンドプロジェクト『タイバン!』より。

今年の12月に急にハマって聞きまくっていた楽曲です。この曲にハマった理由で一番中心にあるのは、ボーカル星谷美緒さんの声がすごく好みだったというところだと感じています。天性のあどけない声質が生かされつつもロリロリしくなりすぎないこのラインがすごく絶妙だと感じています。また、メロが本当に良いです。ブルーノートの使い方が本当に好き。

この楽曲は『タイバン!』プロジェクト休止のお知らせとともにYoutube上で公開されました。そんな背景を踏まえた上で楽曲を聞くと、より沁みてくるものがありますね。

いつかまた「ただいま」って言えるから 信じて、いってきます!

この、”いってきます!”のニュアンスが本当に絶妙で、聞いていて毎回心を掴まれます。

3分16秒という短い楽曲で、その短さが故に何度聞いてもどこか物足りなくて「まだ聞いていたい!」と思ってしまいます。

 

Precious / 長瀬麻奈(CV:神田沙也加)

作詞:PA-NON
作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

IDOLY PRIDE イメージソング

コードの難解な響き、どこに行くのか予想のつかない不可思議なメロ、それでいて圧倒的に引き込まれてしまう楽曲に仕上がっている、とても田中秀和さん”くさい”楽曲だなと感じます。どこに連れて行かれるかわからない神秘的な響きに、幻惑を見させられているような感覚にさえなってしまいます。本当に美しい楽曲です。

 

 

楽曲10選は以上です。2021年はこれに加えて楽曲"100選"というものも考えていたのでプレイリストだけ貼っておきます。興味のある方は聞いてみてくださると嬉しいです。10選だとどうしても泣く泣く選外となってしまう曲がある中、100選というのは個人的に丁度いい量だと感じたのでできれば次回もやっていきたいと考えています。